ドラムセットはかさばりがちで収納場所に困るものかと思います。また、湿気や直射日光に弱く、痛みや変形が発生しやすいデリケートな楽器でもあります。そのため収納場所が見当たらないと悩む方も多いのではないのでしょうか。
今回はドラムセットの収納場所から正しい収納手順、保管してはいけないNG場所までご紹介していきます。
ドラム主な収納場所は2つある
ドラムを収納するには大きく分けて自宅に収納するか、自宅外に収納するかの二択だと思います。自宅の状況やドラム機材の量に応じて、おすすめの収納場所は変わってきます。ここでは自宅の収納場所、そして自宅外に収納する一例としてトランクルームをご紹介します。
自宅の部屋、もしくは倉庫
自宅にドラムセットを収納する場合、自宅内か自宅の敷地にある倉庫に入れることが多いです。ドラムを毎日演奏する方であればドラムをセットしたまま自宅スタジオに収納したり、バラして押し入れやクローゼット、倉庫に収納していたりと場合によって様々な方法があるかと思います。
自宅にドラムセットを収納するメリットは何といっても取り出しやすさです。ドラムをすぐ近くに保管できることから演奏をすぐに開始したり、スタジオに行くときに自宅からそのまま持ち運んだりすることが出来ます。
その際、収納方法に気を配らないとドラムセットを傷つけてしまう恐れがあります。そのためドラムセットを保管する正しい手順を知っておくことが重要です。
トランクルーム
ドラムの収納には収納方法だけではなく、収納場所も肝心です。なぜなら場所によって湿気や温度が大きく変わってくるからです。いくらドラムセットを傷つけないように心がけても、周囲の環境で知らぬ間に傷んでしまうのは嫌ですよね。
そこでおすすめしたいのがトランクルームです。トランクルームは様々な荷物を収納・保管することができる貸しスペースのことです。トランクルームは空調設備が整っており、ドラムを傷めずに保管する環境をつくりやすくなっています。
トランクルームは必要に応じて、サイズや設備に応じて価格帯が変化していきます。
トランクルームのメリットは、機材の量に合った大きさを選べることで、自宅に収納スペースがないという方も確実にドラムを収納する場所を確保することが出来ます。
また先述した通り、空調やセキュリティなどがしっかりしているところもあるので、安心安全にドラムを保管するにはおすすめの収納場所となっています。
ドラムを収納する前のお手入れ手順
ドラムを収納するにあたって、お手入れがしっかりと出来ていないと傷みや錆につながってしまいます。ここではドラムを収納する前に必ずやっておきたい2つのお手入れ方法をご紹介します。
金属部分の汚れをふき取る
ドラムセットの骨組みや淵など、金属部分は錆につながりやすい場所です。特に手で触れることが多い場所は、汚れが付きやすく、付着した指紋や汗がそのまま錆につながってしまいます。そのため、金属部分は柔らかい布で優しく拭いてあげましょう。
必要があればシンバルを専用クリーナーで磨く
シンバルを磨くことには諸説あり、「磨いた方が良い」「軽く汚れを取るだけでよい」「磨かない方が良い」と人によって意見が様々です。
ただ、シンバルも汚れをずっと放置してしまっていると錆につながってしまう恐れがあります。一目見て汚れているとわかる場合は、専用クリーナーで磨くことをお勧めします。
比較的新しいシンバルであれば柔らかい布で乾拭きすれば綺麗になりますが、ある程度汚れが目立つ場合は、専用クリーナーを使用しましょう。専用クリーナーであればシンバルが傷つきづらく、しっかりと汚れを取ることができます。
ドラム収納の際に気を付けるポイント
直射日光が当たる場所、湿度が高い場所を避ける
真夏の車内や屋外の置物などの直射日光があたったり、湿度が高くなったりする場所は、ドラム収納に適していません。熱でドラムセットが変形してしまったり、湿気で傷んでしまったりすることがあるからです。
また。押し入れやクローゼットなども意外に湿気が溜まりやすいので、湿気を吸収してくれるすのこをドラムセットの下に敷くことをおすすめします。
ケースに収納した場合、時々取り出して乾燥させる
正しい保管手順でドラムセットをケースに収納したとしても、ケース内は密閉状態です。どうしても湿気を帯びてしまうものです。そのため、ケースからドラムセットを時々取り出して乾燥させることが重要となってきます。
長時間ドラムセットを乾燥させる場所がないという方は、扇風機を使って短時間で乾燥させてみてください。
まとめ
ドラムセットを誤った方法で収納してしまうと、すぐに傷んでしまったり、音が悪くなってしまったりとさまざまな問題が起こりやすくなります。
大事なドラムセットを長く使うためにも、収納場所や収納方法などには気を配りたいものです。
ぜひ自分に合った収納場所を見つけて、正しい手順で上手にドラムセットを収納してみてください。