余った土地の活用方法の1つにトランクルーム経営があります。
トランクルーム経営はアパマン経営に必要なガスや水道の設備がいらないので、アパマン経営に比べて少ない設備投資額で始めることができます。
また、駐車場経営のように広い土地でなく、比較的狭い土地でも経営できるのも特徴の1つです。
一方で、トランクルーム経営にも起こり得るリスクはあります。
しかし、事前にしっかりと対策をしておけば、トランクルーム経営におけるリスクは避けることができます。
今回はトランクルーム経営のリスクとその回避方法を紹介していきます。
トランクルーム経営にもリスクはある
少ない設備投資で高い利回りが見込めるトランクルーム経営にも、リスクがいくつかあります。
考えられるリスクは主に以下のものが挙げられます。
●地震による倒壊
●経年劣化
●賃料の滞納
●部屋が埋まらない
●ニッチなビジネスであるため宣伝が難しい
●荷物の劣化によるトラブル
●荷物の置き去りによるトラブル
しかし、これらのリスクは対策をしておけば回避することが可能です。
トランクルーム経営で避けられるリスク
耐震設備を充実させて地震にも強くする
地震などの自然災害によって、トランクルーム自体が倒壊してしまうことも考えられます。
しかし、耐震工事や基準をしっかり守ることで、地震が起きた際の倒壊を防ぐことができます。
地震に強いと他のトランクルームと差別化することもできるので、集客アップにもつながるというメリットもあります。
宣伝に力を入れて空室を減らす
「トランクルームの空室」はトランクルーム経営で最も起こりうるリスクです。
それを防ぐためには、広告やチラシ、張り紙などの宣伝を積極的に行う必要があります。
チラシや張り紙ではトランクルームの設備や他にはない自社のトランクルームの良さがしっかり伝わるように工夫してみましょう。
また業者と提携して経営していくことによって、利用者を集める方法もあります。大手トランクルーム業者とフランチャイズ契約を提携すると、宣伝力や運営ノウハウを利用することができます。
契約時の審査で家賃滞納者かどうか見極める
トランクルーム経営に関わらず、家賃や賃料の滞納も考えられるリスクの1つです。
賃料の滞納があった場合、定期的な収入が減ってしまうのでなんとか避けたいところです。
そのため契約時に収入や住所などをしっかりと確認し、場合によっては審査を行うことが大切です。
賃料を滞りなく払える人かどうか、見極めて契約を結ぶことで安定した収入が見込めます。
何かあった時のために契約内容をしっかり決める
夏の高温などのトランクルームの中の環境によって、荷物が劣化してしまう場合があります。その際、契約内容にその旨を記しておきましょう。また荷物の置き去りがあった場合など「もしも」の時に備えた対処方法を明確にしましょう。
リフォームや改修を行って劣化を防ぐ
アパートやマンションだけでなくトランクルームにも経年劣化は存在します。
劣化によって利用者が預けている荷物に被害が出ないように、定期的なリフォームや改修を行っていきましょう。
経年劣化に伴った荷物のトラブルを防ぐこともできます。
まとめ
トランクルーム経営では、自然災害での被害や劣化などの設備面から、利用者とのトラブルや賃料面でのリスクなど様々です。
しかし、今回紹介した対策をしっかり行えば、リスク回避をすることは可能です。リスクさえ回避できれば、トランクルーム経営では大きな利益を出すことができます。
土地活用にお困りなら、トランクルーム経営を始めてみませんか。