今まさに成長している市場であるトランクルーム経営。その魅力はアパート・マンション経営などと比べて、低リスクなことと高利回りなことにあります。
そんなトランクルーム経営をこれから始めてみたいと考えている方も多いと思います。
今回は、トランクルーム経営を始めるにあたって必要な初期費用や注意するべきリスクについて解説していきます。
トランクルーム経営とは?
トランクルーム経営とは、自分の土地にコンテナを用いた施設をトランクルーム業者と共同で建築したり、建物の一部を収納スペースとして区分し、一般の利用者へ貸し出す方式の土地活用です。
現在、トランクルーム経営は市場成長率7%超の発展途上の市場です。その魅力は、不動産経営に比べて高利回りかつ低リスクな点にあります。
トランクルーム経営に向いている人
当たり前ですが、トランクルーム経営をするには私有でも借入でも土地が必要です。ですので、ある程度の面積の土地を所有しているということが前提条件なります。
その上でトランクルーム経営をオススメしたい人の特徴を紹介します。
大きなリスクをとりたくない人
トランクルーム経営は、不動産経営に比べるとローリスク・ローリターンな土地活用です。少ない初期費用とランニングコストによる高利回りが魅力です。
副業として土地活用をしたい人
副業として土地活用を考えている方は運営管理などが少ないトランクルーム経営に向いて います。また、運営も業者に委託することで、負担を最小限にしながら土地活用を することができます。
余っている土地があり活用したいと考えている人
住宅経営に不向きな土地を所有している人などもトランクルームなら土地を活用することができます。
トランクルーム経営に必要な初期費用
トランクルーム経営のもう一つの魅力として、”初期費用の安さ”も挙げられます。トランクルーム経営に絶対に必要なものは土地とコンテナのみです。
例えば、コンテナ1つ20フィート(長さ:約6m、幅:約2.5m、高さ:約2.6m)のもので1つあたり50~100万円と他のアパートやマンションの経営と比べると、初期費用をぐっと抑えることができます。
しかし、トラブルや防犯対策のために防犯カメラを設置したり、集客のために広告を打ったりと別でかかる初期費用はあります。品質・セキュリティ面を考慮しながら、どれだけ初期費用を抑えるかがトランクルーム経営を始める際の鍵になるでしょう。
トランクルーム経営を始める際に注意するべきこと・リスク
トランクルーム経営を始めるにあたって注意するべきことはどんなことでしょうか。
トランクルーム経営は立地が重要!
トランクルーム経営で重要なのは立地と賃料です。この2つの選択を失敗してしまうと稼 働率が極端に低下して、利益を出すことが難しくなってしまいます。とりわけ立地では住 宅に近いことと、ニーズがあるかを見極めなくてはなりません。
トランクルーム経営は節税効果が少ない
トランクルーム経営は固定資産税などの節税効果が不動産経営に比べて充実していませ ん。この税金分を収支に計算していないと利益が少なくなってしまうケースがあります。
業者選びが重要
トランクルームは業者と協力して経営していくのが一般的です。業者選びを失敗してしま うと集客が乏しい、運営がボロボロになってしまうということが考えられます。
逆に良い業者に協力してもらうことができれば、自身の負担を大きく減らすことができます。業者が信頼できるかどうか見極めることが重要です。
まとめ
トランクルーム経営は低リスクかつ初期費用も少ないため高利回りのとても魅力的なビジネスです。しかし、選択を失敗してしまうと稼働率の少ないトランクルームを作ってしまい、赤字になってしまう可能性もあります。
空いている土地活用を考えている人はそういった点も踏まえて、トランクルーム経営を検討してみてください。