お盆の引越しのメリットとデメリットは?避けられている理由も解説

お盆の引越しのメリットとデメリットは?避けられている理由も解説

BY: MAGAZINE編集部

お盆の引越しのメリットとデメリットは?避けられている理由も解説

8月はお盆月でもあり、昔ほどではないですが「仏様行事があるお盆月の引越しはタブー」という考え方があります。しかし、夏の時期、特にお盆のあたりは会社も学校も休みになることが多いです。さらに、夏は春先に比べると引越しが少ないので、費用が比較的安くなっています。中にはお盆に引越しを済ませてしまいたいという人もいるでしょう。
そこで今回は、「お盆の時期に引越したいけれど本当に良くないのか」と感じている人向けにお盆の引越しについて解説していきます。

お盆の引越しは避けた方がいいと言われている理由

①先祖や亡くなった人たちが浄土から地上に戻ってくるという風習のため
昔からお盆とは、先祖や亡くなった人たちが浄土から地上に戻ってくると言われています。そのお盆に家を動かしたり、大きな変化をすると、ご先祖様が帰ってこれなくなることから、お盆の引越しは避けたほうがいいと言われています。

②引越しは祝い事のため
お盆にはしてはいけない3つのことがあります。まず、「水辺に近づかないこと」次に「殺生をしないこと」、そして「祝いごとは避けること」です。
引越しはどんな理由であれ、この3つのうちの「祝い事」として扱われることが多いので、避ける人が多くなっています。

③帰省や墓参りで忙しい
お盆の時期になると帰省や墓参りに行く人も多いのではないでしょうか。また、お盆になると祭壇や飾り棚を出して先祖の霊を迎える地域もあります。なのでお盆には引越しできないという人もいます。

お盆の引越しは実際のところどうなのか

最近はあまりそういうことを気にしない人もいますが、お盆という風習を大事にして、先祖供養をきちんとしたいと考えるのであれば、極力お盆に引越しをするのはやめておいたほうがいいでしょう。
反対に習慣や風習を気にしないのであれば引越しを進めても良いでしょう。実際にお盆に引越しをしたけれども特に悪いことは何も起きてない人も大勢います。
お盆に引越しをするかどうかは本人の気持ち次第です。

お盆の時期に引越すメリット4つ

では実際にお盆の引越しにはどんなメリットがあるのでしょうか。実際にお盆の引越しのメリットについて解説していきます。

家賃相場が下がる

夏は引越しをする人が少ない傾向があるので、空室ができてしまうと次の繁忙期まで借り手が見つかりにくいのが現状です。なので、賃貸業者や不動産の大家さんは空室を埋めるために色々な工夫をします。その1つが家賃を安くするということです。そのため、安く部屋を借りることができる可能性が高くなります。

学校の学期に合わせることができる

お盆の時期に合わせて引越しすることで、学校の学期が始まる頃には生活を安定させることができます。子供にとって、引越しは多大なストレスです。その上、慣れない学校に通うとなると、うまく環境に馴染めないということも発生してしまいます。お盆の時期に引越しすることで、生活環境に慣れてから学校に通わせることができるようになります。
また、学期に合わせることで学校間のカリキュラムのずれを補うことが可能です。

引越し作業にまとまった時間が取れる

お盆の時期は会社が休みになることが多いです。そのため、まとまった時間が取りやすくなるので、引越し準備や引越し作業を進めやすくなります。短期間で一気に引越しを進めてしまいたい人にとってはお盆は最適の時期です。

引越し業者の費用が安い

引っ越す人が少ないお盆は引越しの閑散期になります。なので、春先に比べると引越し費用が大幅に安くなっています。お盆の引越しは費用を抑えたい人にとってはぴったりの時期です。

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お盆の時期に引越すデメリット

4つのメリットがあったお盆の引っ越しですが反対にデメリットにはどんなものが挙げられるのでしょうか。

暑い中の作業が過酷

お盆の時期は夏の中でも最も暑い時期です。そんな中、家具を運んだり荷物を整理したりするのは大変でしょう。立っているだけでも体力を消耗する気温なので、熱中症にもなりやすくなっています。お盆の時期に引越すなら、休憩と水分補給は欠かせないでしょう。

帰省で道が混雑するためスケジュールが変動する

お盆は帰省をする人や出かける人が多いので道が混雑しやすくなっています。そのため、なかなか引越し業者がこない、荷物が届かないということにも見舞われやすいです。可能であれば、お盆の初日である13日や最終日である15日は避けた方が良いです。

湿気が多くこもりやすい

日本の夏は湿気が多くジメジメしています。お盆の時期もそれは同じです。そのため、荷解きをして収納場所に衣類や日用品をしまった時、湿気がこもってしまうことが多くなります。引越しの片付けと一緒に湿気対策として防湿剤や乾燥剤を入れておくと良いでしょう。

雨に見舞われる可能性が高い

夏は雨が多い時期です。なので、引越しの日が雨になってしまうということも挙げられます。そうなってしまうと引越しが非常にやりにくくなってしまうでしょう。

風習を気にする人からの印象が悪くなる

お盆に引越しをすることはよくないと考えている人にとっては引越しをしていると印象が悪くなってしまうこともあるようです。そういったまわりの目が気になる場合もお盆の引越しはオススメできません。

お盆に引越したいけど風習が気になってしまう場合

「お盆はまとまった時間が取れるので引越しを進めたい。けれどやはり風習が気になってしまう」という場合は、あらかじめ荷造りだけでも進めておくのが良いでしょう。荷造りはその時期に使わないものから始めると良いので、お盆の間に冬物から箱に詰めておくと引越しがスムーズに進められます。気にならないのであれば、蓋を開けた状態にして最低限の荷物以外は詰めておくと良いでしょう。
引越しの荷物で部屋がいっぱいになってしまった際はトランクルームの活用がオススメです。短い期間でも利用できるトランクルームもあるので、そういったところに荷物を預ければ、生活スペースを確保しておくことができます。
お盆が明けたと同時に引越しをすれば、さほど不便を感じることなく夏の間に引越しをかん良させることが可能です。
荷造りで部屋が狭くなったら?引越し荷物の一時保管で快適な生活を 

まとめ

お盆の時期に引越し考えている人は、お盆の風習や先祖供養を大事にするのであればやめた方が良いです。しかし、お盆の風習が気にならないのであれば、お盆の引越しはオススメです。
お盆の引越しには、
①家賃相場が下がるので安く部屋を借りることができる
②学校の学期に合わせることができるので子供も困らない
③引越し作業にまとまった時間が取ることができる
④引越し業者の費用が安いのでお金を節約できる
という4つのメリットがあります。引越し閑散期を狙ったお盆の引越しはまさにお得です。
反対にデメリットには
①暑い中の作業が過酷になってしまう
②帰省で道が混雑するためスケジュールが変動する
③湿気が多くこもりやすくなってしまう
④雨に見舞われる可能性が高くなってしまう
⑤風習を気にする人からの印象が悪くなる
というデメリットがあります。こういったことや風習が気になってしまう人はお盆の引越しは避けるべきです。しかし、風習が気になるけど引越しを進めたいという人には、お盆の間に荷造りを進めておくのがおすすめです。お盆の間に最低限の荷造りをしてお盆開けと同時に引越しするのが良いでしょう。荷造りで部屋がいっぱいになってしまったらトランクルームに預けると生活スペースを確保できます。

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